「ジャケットに一番合う」ミリタリートラッドパンツ
当アイテムは3/10,11に開催する『エンドユーザー様向け展示会』にてご覧いただけます。また、お気に召していただけた場合は先行受注も可能です。
アメリカ軍の作業用パンツとして作られたファティーグパンツ。ファティーグ(fatigue)とは、「疲労、雑役、作業服」という意味があり、正式名称は OG107 ユーティリティーパンツと言われています。
歴史を遡ると、常に戦場で機敏に動かなければならない背景から、ゆとりのあるサイズかつコットンのサテン地で作られているものが多いです。
特に50年代後半から70年代にかけてのモノは高い品質と履きこむほど味がでる素晴らしいアイテムですが、70年題後半以降はポリエステル混のモノが増え全体的な仕様も簡易化されていき、前者とは似て非なるものとなっていきます。
ファティーグパンツはただ軍で使用されるだけでなく、アメリカ文化の中にも浸透していきます。
作業がしやすく動きやすいワイドなシルエット、ポケットもフロントとバックのみですっきりとした見た目で履く事が出来るため、作業着として民間にも普及していきました。中でも、特にパン屋(ベイカー)で使われたため、別称「ベイカーパンツ」という名称が与えられるようになりました。
そんなアメリカ文化のベースとなるような代表的パンツを、今回 D.C.WHITE ではジャパントラッドメーカーとして「ジャケットに一番合う」ミリタリートラッドパンツ ”SEEP” を製作しました。アメリカの文化に溶け込んだファティーグパンツのように seep(浸透) してほしくこの名前を付けさせていただきました。
今シーズンは「履きこむほど味が出る」「動きやすさ」「ジャケットに合う」を企画の根幹に素材・仕様・サイズを製作しております。
特にバックサテンの生地は10年履きこんでもらえる商材にしたいという想いから通常使われるバックサテンより厚めの生機を採用しており、染色は硫化染め。
さらにジャケットにあう上品な仕上がりにするため最後の仕上げ工程で毛焼き処理を行っております。
さらに、「ジャケットに合う」「動きやすい」商材にするために、RegularモデルとLooseの2型展開とし、シーンに合わせたスタイリングをお楽しみいただけるよう企画しました。
縫製面においても、10年履いていただく事を念頭に糸切れが起きにくい20番手を採用。加工はすぐにリサイズ出来るように O/W を行っておりますが、新品のハリ感を残すために天日干しをおこなっております。
当アイテムは3/10,11に開催する『エンドユーザー様向け展示会』にてご覧いただけます。また、お気に召していただけた場合は先行受注も可能です。